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ビットコイン、FRB議長議会証言で分かったこと

ビットコイン、FRB議長議会証言で分かったこと

ビットコイン、FRB議長議会証言で分かったこと

ポイント

・20,000ドル近辺に反落

・FRB議長証言では不況入りの可能性に言及

・議会の空気感もインフレ抑制優先か

・うまく下げ止まっても本格回復にはしばらく時間がかかりそう

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は上値の重い展開。

21,000ドル(約285万円)台で上値を重くするとじりじりと値を下げ、一旦は20,000ドル(約270万円)近辺で反発を見せたが、その後20,000ドルを割り込んだ。

テラ問題の余波でDeFi・レンディング市場での信用不安の連鎖が落ち着きを見せ始め、米3連休明けの米株市場が上昇して始まると、BTCは21,000ドル台半ばまで上昇。

CME先物ベースのBTCショートにベットするETFがローンチされたこともあり上値を重くすると、原油価格が下落、米株先も下落に転じ、リセッション(不況)入りが懸念されていると伝わる中、BTCもじりじりと値を下げた。

20,000ドルで一旦サポートされ、パウエルFRB議長証言の冒頭のテキストが公表され、2%インフレ目標にこだわるもそれほどタカ派な内容でなかったことを受け、安寄りしていた米株が反発、BTCも上昇した。

しかし、質疑応答で議長が、意図してはいないが、不況入りする可能性を示唆、ソフトランディングは非常に難しいとの認識を示すと20,000ドルを割り込み、その後は20,000ドルを挟んでのもみ合いが続いている。

本日のBTC相場

本日のBTC相場は上値の重い展開を予想する。

注目のFRB議長の議会証言では、議長は慎重に言葉を選んでいたものの、景気のオーバーキルをするつもりはないが、インフレ抑制を優先する結果、不況入りする可能性はあると認め、ウクライナ問題など外部要因もありソフトランディングは非常に難しいとした。

それ以上に、執拗にインフレに関する質問を続ける姿などから、株式市場が多少スランプに陥ってもインフレ抑制を優先しろという米議会の空気が感じられた。

この結果、リスクオフの巻き戻しによるBTC回復シナリオは後退したが、その割に市場の下げが限定的なのは、米株市場がそれほど崩れていないからか。

本日は下院で議会証言が続き、明日は3四半期末の金曜日でオプションの期日が控える。オプションストライクの影響で、それまでは20,000ドル近辺での取引が続きそうだ。

このFRBのタカ派姿勢を米株市場がどのように受け止めるかはまだ分からないし、暗号資産市場の売り圧力も一掃された感があるが、うまく下げ止まっても本格回復にはしばらく時間がかかりそうだ。

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松田康生
楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。

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