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ビットコイン、FOMCの影響と次のビッグイベント

ビットコイン、FOMCの影響と次のビッグイベント

ビットコイン、FOMCの影響と次のビッグイベント

ポイント

・20,000ドルに肉薄

・セルシウスに続きThree Arrows Capitalへ、テラ事件の余波が続く

・FOMCは75bp利上げも、次回は50bpに含みを残し、市場は好感

・来週もイベント続くが、それまでは小反発か

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は下に行ってこいの展開。

火曜日に20,000ドル(約270万円)台で下げ止まり22,000ドル(約300万円)台に値を戻していた。昨日は火曜日の年初来安値を更新、20,000ドルに肉薄したが、その水準でサポートされると、22,000ドル台に値を戻している。

先週金曜日の米CPIを受けてFRBの利上げ加速が懸念される中、週明けのNYダウが一時前日比1000ドル以上値を下げる中、BTCは20,000ドル台まで下落した。

20,000ドル台に突入した達成感や中国株の反発もあり、22,000ドル台に回復すると、50bp利上げがコンセンサスだったFOMCで75bp利上げ観測が急浮上、不透明感が増す中、様子見姿勢からしばらくもみ合い推移が続いた。

するとThe Blockがテラ事件で損害を受けたシンガポールの暗号資産ヘッジファンド大手Three Arrows Capitalがアルトコインの下落もあり4億ドル規模の証拠金清算が発生している模様と報じ、BTCは20,000ドルに、ETHは1000ドルに肉薄した。

同じ頃、CointelegraphがBTC予想に定評があるアーサー・ヘイズ元BitMEX CEOが20,000ドルを割り込むと下げが加速する可能性を指摘したと報じたことも若干影響したか。

しかし、20,000ドルでサポートされると注目のFOMCでは75bp利上げとなり、BTCは若干値を下げたが、続くパウエル議長会見で(今回75bp利上げしたからと言って)7月は75bpで決まりではなく、50bp利上げにとどまる可能性もあるとしたことを好感。引けにかけて米株が反発したこともあり、BTCは22,000ドル台に回復している。

本日のBTC相場

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。

ブラックアウト期間前にパウエルFRB議長が6月7月50bp利上げを示唆、75bp利上げは不要との立場を示していたが、金曜日の強めのCPIを受け俄かに75bp利上げ予想が浮上した。

今回はサプライズで50bp利上げにとどめ、株などリスク資産に配慮すれば、BTCも反発すると指摘したが、FRBは今回は75bp利上げするが、次回は50bpにとどめるかもしれないとすることで、市場に配慮をみせた。この結果、株・BTCとも底割れは避けられたが、反発も小規模にとどまっている。

因みにアーサー・ヘイズ氏が指摘している20,000ドル割れでの加速は、20,000ドルの大きなストライクの下はしばらく目立ったストライクがないため、ある程度相場が下げれば、そこから下げが加速する可能性があるという意味で、来週24日の3四半期末の大型期日近くには意識されるかもしれない。

また来週22日には、通常7月にあるFRB議長の年2回の議会証言が予定されている。大きな方針転換はここで示される可能性があり、また議会がインフレ抑制か景気維持かどちらをFRBに求めているのかも見えてくる可能性がある。

このように来週も大きなイベントが控えているが、一昨日よりお伝えしている様に、BTCは大きく下落した翌々日から数日間反発する傾向があることから、本日のところは底堅い展開が予想される。

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松田康生
楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。

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