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中国発の世界景気後退懸念が市場を震撼、ビットコインにはプラスな面も

中国発の世界景気後退懸念が市場を震撼、ビットコインにはプラスな面も

中国発の世界景気後退懸念が市場を震撼、ビットコインにはプラスな面も

ポイント

・40,000ドル回復後、38,000ドル割れに失速

・中国発の世界景気後退懸念が市場を震撼

・Fidelityの401KへのBTC追加報道も上げきれず

・人民元の下落はBTCにプラス面も

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は上に行ってこいの展開。

週明けに一時38,000ドル台(約490万円)まで下落、火曜日未明にかけて40,000ドル(約515万円)台に回復した。しかし、40,000ドル台半ばで上値を抑えられると、海外時間に入り失速、一時38,000ドル割れまで下落した。

週明け38,000ドル台に下落したBTCだが、Eマスク氏の買収提案をTwitter社が受け入れるとの報道を好感、米株の反発もあり週末のレジスタンスだった40,000ドル乗せに成功した。

その後、ウォールストリートジャーナルが運用大手Fidelityが早ければ今年半ばにも米国の確定拠出年金(401K)でBTC投資を提供すると報じたが、4月21日の高値と25日の安値の半値戻しとなる40,600ドル近辺で上値を抑えられた。

欧州時間に入ると、中国の減速と欧州で高まるロシア産原油の禁輸の流れでドイツの景気後退懸念が浮上、独国債利回りが低下、同国株が下落。

すると米株先物も連れ安となりBTCも下落に転じ始めた。米株がオープン後もこの流れは止まらず、BTCは前日の安値を更新、一時38,000ドルを割り込んだ。

本日のBTC相場

本日のBTC相場は底値を固める展開を予想する。

反発を見せていたBTCだが、結局、昨日申し上げた半値戻し40,600ドルにはね返され、底値固めに失敗した。

マスク氏によるTwitter社の買収への反応が薄いとも指摘したが、昨日のFidelityの401KでのBTC投資は更に強気な材料だが、反応しきれなかった。

また、米国時間に売られる悪いパターンも再びあらわれており、まだ下落局面から脱してはいない。

中国発の世界景気後退懸念が欧州株・米株に波及した面があるが、2019年の人民元安ではBTCに資本逃避的な買いが発生した。当時と比べ中国国内でのBTCへの風当たりは増しているが、同様な動きが出ないとも限らない。

昨日はロシアがポーランド・ブルガリアへのガス供給を停止、欧州側もロシア産原油禁輸の動きもあり、市場がにわかに気にし始めた世界景気の後退の一因となり得るインフレ懸念は高まっており、BTCが一方的に売られ続けるとは考えていない。

明日から始まるGWの8年連続上昇期間(4/28-5/7)に先駆けて、再び買いが出ても不思議はない。

Twitterはじめました

松田康生
楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。

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