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半減期でビットコイン価格急騰を予測するストック・フローモデル

1.半減期の到来でビットコインの価格が急騰するという理論

新型コロナウイルスの影響もあってか、2020年2月後半から3月半ばにビットコイン価格は一時急落しましたが、ビットコインの半減期が2020年の5月に迎え、価格が急騰するのではないかと考える理論があります。
ストック・フローモデルと呼ばれるモデルによると、1ビットコインあたり、500万円以上が妥当な価格となることを示しており、半減期への期待が高まっています。
ストック・フローモデルの考案者は、PlanB @100trillionUSDという方で、ビットコイン価格の理論をTwitterやWebで公開しています。
最近では、このモデルに基づく、トレーディングにも使えるテクニカル分析のようなインジケータも登場しており、注目されています。

2.ストック・フローモデルとは

ストック・フローモデルとは、ビットコインの価格をその希少性によって予測するモデルです。
ゴールドやシルバー、プラチナといった貴金属価格とその希少性の関係をビットコインにも当てはめると、価格がうまく説明できることから、ビットコイン価格の予測の参考に使われることが増えてきました。

ゴールド(金)は時価総額がシルバーやプラチナに比べ大きいですが、その比率を考えると、ストック対フロー比率に比例するような形で大きくなっています。
そして、この比率については、過去データからビットコインにも同様に当てはまってきたというのがこのモデルの特徴です。
ビットコイン価格をこのモデルに当てはめると、2020年5月に迎える半減期の後の1ビットコインの価格は$55,000程度になると考えられています。
このモデルにおいては、半減期を迎えるとflowが少なくなるという理論のため、ビットコイン価格も価格が大幅に上昇するといった予想が出来るのです。

3.過信は禁物

ストック・フローモデルは過去の一部のデータについては当てはまっているようにも見えますが、注意が必要です。
このモデルは、ストックとフローというシンプルな2つのパラメータで表現しているため、価格を十分説明できていない可能性があります。
例えば、検証されていないような他のコモディティについても当てはまるのか?や、ビットコイン以外の暗号資産も同じ理屈で説明できるかは疑問な部分があります。
特にビットコインキャッシュやライトコインなどビットコインから派生している暗号資産について、時価総額もさまざまであり、一様に希少性だけで価格が決まるかは疑問です。
また、Ethereum考案者のビタリック・ブテリン氏やBlockcstream
CEOのアダム・バック氏などもこのモデルには懐疑的だと述べるツイートをしています。

しかしながら、こうしたモデルをベースに投資判断やトレーディングを行っている人も一定数いると考えられる以上、ビットコイン価格や需給に影響を与える可能性はありますので、
一つの指標として注目してみるのも面白いかもしれません。